2017年11月30日~12月5日までアートイマジンギャラリーでは佐藤忠弘の大作、小作品あわせて20点程が展示される。氏が描く平面作品の中には「経過」が存在している。どれくらいの変化が、どれくらいの長さの中で起こっているのか知りたければ、実際に中に入ってみるしか無いのだろうが、現実には不可能だ。ただ、鑑賞者各々がイメージによって推測することは出来るだろう。
作品の中の世界に入ってみる。一先ず時計を見る。秒針が動く間に起こる変化に耳をすまし、あたりを見渡し見つめてみる。手を伸ばして触れてみる。そのうち、風が向こうから現れるかもしれない。
<アートイマジンギャラリー代表 吉田史崇>